シメコロシノキ [Strangler Figs]
イラクサ目
クワ科
イチジク属のなかま


東南アジア、オーストラリアなどの熱帯・亜熱帯地域


イチジク属の植物にはゴムの木(Ficus elastica etc)のように普通の木として生長するなかまと、ツルを伸ばして他の樹木に巻きつき、最終的にその木を締め付けて 枯らしてしまう、いわゆる絞め殺しのイチジクのなかま(Ficus leprieuri etc)とがある。熱帯地域には後者のツル性イチジクの果実を好んで食べるコウモリが多く生息する。彼らは木にぶら下がったまま排便をするので、糞は葉に引っかかるなどして樹木の上部にとどまることが多い。そこに含まれたイチジクの種子はその落ちた場所(葉の表面、枝など)で発芽してすぐに根の伸長を開始する。根は急速に枝分かれして太くなり、樹木に巻きつきながら伸びて地面に到達し、その後地面からの養分と太陽の光でどんどん太くなる。イチジクに巻きつかれた樹木はこうして水分や栄養の循環を阻害されて枯れてしまうことが多い。

アジア知られざる大自然
「赤い類人猿の王国 東南アジア熱帯雨林」

Wild Asia:In the realm of the Red Ape



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